京都・祇園エリアのご紹介
「鳴くよウグイス平安京」は日本人なら誰もが知っている語呂合わせですが、
京都の街作りはその平安京を中心にスタートしました。
また鴨川一帯までの広大な境内地界隈のことを「祇園」と称します。
世界遺産にも登録されている観光名所「清水寺」。
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざがありますが、
235件もの飛び降り事件は迷信による決死の願掛けだったそうです。
4階建てビルに相当する高さからの飛び降りにも関わらず、
生存率は約85%と奇跡的な確率。
今にも増して、
昔の人たちは神頼みにご利益を期待していたのかもしれません。
京都に初めて訪れる際に外せないのが「金閣寺(鹿苑寺)」。
金箔20万枚を使った荘厳で煌びやかなその姿は、
常に世界中の人々から注目を集め世界遺産にも登録されています。
同じく京の三閣の一つである「銀閣寺(慈照寺)」。
金閣と通称される「鹿苑寺舎利殿」には金箔が貼り付けられているのに対し、
銀閣と通称される「慈照寺観音殿」に銀箔は使用されていません。
これには
「幕府の財政事情」、
「銀箔を貼る前に義政が他界した」、
「銀箔を貼らずとも、外壁の漆が日光の加減で銀色に輝いて見えたため」、
「当初は銀で覆われていたものの、経年と共に剥がれ落ちてしまった」、
などなど幾つか説がありますが未だに理由は分かっておらず、
歴史のロマンを感じずにはいられません。
摂政藤原道長の没後、関白である子の頼通が寺院に改めたという「平等院」。
同院内にある「鳳凰堂」は10円効果のデザインとして広く知られています。
日本神話に登場する神「スサノヲノミコト」が祀られている「八坂神社」。
「八坂さん」「祇園さん」の愛称で親しまれ、
武家からの崇敬もあつく、時の権力者から多くの寄進を受けた神社としても有名です。
豊臣秀吉の妻・ねねが夫の菩提を弔うために建立した「高台寺」は、
「ねねの寺」と呼ばれることもあります。
「八坂の塔(法観寺)」にほど近い場所にあるため、
合わせて訪れるのにもオススメです。
柿くへば鐘が鳴るなり~で有名な「法隆寺」。
正岡子規が詠んだ俳句の代名詞となっていますが、
彼が訪れた10月26日はこの句にちなんで「柿の日」に制定されています。